町が死んでいく


師走もあっという間に押し迫りました。
寒い寒い冬を迎えています。
だって、私たち県議会議員も県庁職員も給料が約10%近く減るからであり、徳島県の予算も減り続けているからであります。
しかも、国は税金を上げる話ばかりで、その上自分たちの無駄遣いを反省をする事もなく、当然のように言い訳をしているからであります。

例えば、国民年金にしても、今年7月あれだけ胸を張って、今年中に解決すると言っておきながら、福田首相は「あれそんな事言いました。」だって...
もう、おとぼけと言うよりは国民をばかにするな!と言いたいのであります。
勿論、出来ない事もありますが、出来ない事が解っているのに、いかにもそれが出来るかの如く、選挙の公約にして参議院選挙を戦い、それがすむとまるで真実はどこ吹く風というのが腹が立つのです。

とにかく、政治はきれいごとではすまされませんが、何よりも口先だけの政治。
パフォーマンスだけの政治にはチキンと終止符を打って欲しいと心から願っているのです。

なんと申しましても、私たち庶民は給料も下がる、年金も下がる、物価は上がり放題。
こんな厳しい冬を迎えているのに、知事は1億円近い政治資金が入り、国会議員は私達の税金から年金、1億円くらいの助成金をもらい、フトコロはホクホクであります。

こうした中、真面目に精一杯政治に取り組み自分たちの給料から、手当まで下げて、下げて、まるで自分達が痛みの中にいるのを楽しむとは申しませんが、とにかく我慢、我慢をしているのが県議会議員なのであります。

自分達はいいのですが、家族の皆さん、私達と一緒に我慢をして下さい、と、心の中で手を合わせております。こんな苦労、1億円近い資金のある、上の人には解らないでしょうね。
でも、こういった1000円、500円に苦労をしているのが私達なのであります。

地方の声を聞くと、格好をつけながら、質問する人も、内容もあらかじめ、チェックをして黒塗りの車を何台も何台も連ねて大名行列をする県幹部には庶民の苦しみは理解できないでしょうし、それをきちんと批判し、報道するマスコミの皆さんも、自分達は 高い給料をもらっているから、庶民とかけ離れてしまったのでしょうか。

その裏付けとして...
どの新聞もテレビも、ほとんど同じ記事ではないですか。
それも発表ものが多いです。
しかも中味は、権力者の言い訳ばかりが目立っています。
大手新聞だって、警察、検察だって、今、ワイドショウに抜かれてばかりじゃないですか。
社会部だの政治部だのと格好はいいんですが、娯楽みたいなワイドショウこそ一番の特ダネで事件記者であります。
かつて、私達が記者の時とはかなり意地が違ってきたのが悲しくて、これまた心は寒い冬であります。

そんな中、記事にはなりませんでしたが、私は防災委員会で真剣に県に注意を促しました。
その一つの例であります。

来代: 県は防災対策は万全とでも言うより計画を立てている。
テレビの前では防災服の知事と県幹部が、指揮をしているところばかりが目立つが、本当にこれでいいのか。

県幹部: 計画はきちんと出来つつある。

来代: それなら、県西部で大災害が発生した場合どうする。

県幹部: すぐに地元の役場と地域防災に連絡する。

来代: 地域防災と言ってもあるところとないところがあり、山間部ではお年寄りばかりだ、県庁からすぐ来れるのか。

県幹部: 確かに山間部には行けない。地元消防団に頼むしかない。

来代: その消防団員は地方では減りつつある。

県幹部: おっしゃる通りかなり減っている。

来代: これは国の三位一体とか、知事が公共工事を減らし過ぎるから、地元企業が成り立たなくなり、若い人が他県へ流出しているからではないか。

県幹部: 県土整備部と農林では350億円くらい予算が減っている。
ご指摘のように、これでは地元企業が成り立たず、倒産や廃業が増えている。
そのため若い人がいなくなると、集落の崩壊に繋がるとのご指摘はその通りだ。

来代: しかも大雨や大雪の時は地元企業がサービスで土砂の取り除く、雪かきを行っているのに、サービスの仕事をほとんどやってくれない大手ゼネコンに仕事を出すのはおかしい。
知事の得意とする文化面もいいが、もっと地元企業を中心にした公共工事を発注し、地元の若い人が生活できるように、県庁を上げて取り組むのが地方の集落を守る方策だ。

と、強く訴えました。
これに対し県幹部は知事を中心とする会議で、私の提案した方法を強く説明し、真剣に取り組んでくれる事になりました。
更に来代が、学校の教師は地元の消防団にあまり協力していないのではないかと、教育長に実情を伺いました。
佐藤教育長は自らも地元の事業には、率先して取り組んでいる事を説明しながら、教師が消防団活動に無関心であってはいけない、今後きちんと教育する旨のご答弁を引き出しました。

更に来代は、都会から地方に来ている教師は、ひょっとしたら住宅手当をもらいながら、毎日高速道路で自宅に帰り、その費用は県が出しているとしたら、社会保険庁や防衛省のような役得になり、県民の理解が得られないのではないか。
もっと地元に密着すべきだと強く訴えましたが、その辺のお答えは笑うだけで出ませんでした。
私も真意がよくわからないので、そこから先は言えませんでしたが、本当ならマスコミがこの辺りをきちんと調査し、健全な徳島県の現状を表に出してくれるはずでありましたが、記者の体質か、めんどくさいのか、県庁中心主義か、真実のほどは解りませんでしたが、とにかくこのまま、公共工事が止まりますと、地方では働く場所がなくなり、若い人がいなくなってしまいます。

その結果、消防団員が減り続け、いくら知事らが、机の上で防災計画を立てても、援助する人、働く人がいなければ、絵に描いた餅で、何の役にも立ちません。
だからこそ、地方を守る為にも集落を守る為にもパフォーマンスだけではなく、実情にあった県の政治が望まれているはずでありますし、その為に飯泉知事が登場したはずであります。
パフォーマンスから実情へ、それに協力するのが、私達であります。

更に、マスコミの皆さんももっと足で稼いだ特ダネをどんどん取材し、徳島をいい方向に引っ張って行って欲しいものです。

例えば踊る国文祭が、100億円を超える107億円の経済効果があったと堂々と発表されていますが、去年を100とした税収の指数が、来年は107億円の税収の指数が出てこないとなるとこれはガセネタとなるのではないでしょうか。
実際、三好市には国文祭の宿泊客は全く目立たず、香川県の琴平町に泊まり、昼だけ香川県のバスで三好市にやってきたと言う話が聞こえてまいります。
一体税収がどれだけ増えたかによって、107億円の経済効果の新聞発表の真偽がわかります。
新聞記者がだまされたのか、嘘の発表をしたのか、14億円の経費で本当に107億円儲かったのか、きちんとしたお褒めの言葉か、怒りか、真実はいずれにと考えながら、懐のさみしい、寒い冬を迎えている今日この頃です。
皆さん、お元気でお過ごしください。